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七夕様で学ぶリハーモナイズ【第二回】ルートとメロディの度数を把握しよう

連載|無料記事|著者:いきくん

 

こんにちは。いきくんです。

七夕様を題材にしたリハモのアイデアや練習方法をご紹介するシリーズの第二回目をやっていきたいと思います。

 

第一回はこちら↓

【新連載】七夕様で学ぶリハーモナイズ【第一回】 - いきいき音楽科

 

 

前回までのあらすじ

メロディに対して自由に色を付け直していく感覚を捉えるための第一歩として、「知っている曲のコード進行に何とかして当てはめてみる」という方法を紹介しました。

 

There will never be another youのコード進行

Imaj7 | Imaj7 | VIIm7♭5 | III7(V7/VI) ||

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ルートとの関係を把握しよう

さて、当てはめてみて「うん、なんか行けそうだな。はい、終わり。」ではなく、成立したパターンは逐一分析していきましょう。

 

具体的には、各部分のコードのルート(根音)と、メロディの音程関係を確認していきます。

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(このときテンションコードとしての響きが非常に重要になってくるため、特に理由がなければノンコードトーンは経過音等も9,11,13という書き方にしています。なんて言いつつ、実際には脳内でやっているのでわざわざ書かないことの方が多いですが…笑)

 

これによって、あるタイプのコード上でこの音程関係の音を演奏したときにどういったサウンドが感じられるのか、ということを徐々に体得していくことができます。

 

ひとたび体得してしまえば、コード側、メロディ側どちらの視点からでも、目指しているサウンドとこの単音を結びつけるにはどうしたらよいのか、ということが具体的にイメージできるようになるはずです。

 

オプションを探ろう

ところで、先ほど音程関係を確認するときに、「ルートとメロディの」と言ったのを覚えているでしょうか?

 

実はこれが結構重要で、ルートとメロディの関係を保ったまま、第二、第三のコードタイプのオプションを考えていくことが出来ます。

 

例えば1小節目は「F」というルートに対して「5、1、9」という音が当てられていました。

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となると、これって縦の響きとしては「Fmaj7」だけでなく、「F7(9)」でも「Fm7」でも、「F6」「F」「Fsus4」「Fsus2」「Fm」「Fm6」「FmMaj7」でもいけるのでは、ということが分かります。

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ここではトニックの代わりとして「ブルージーなI7を使う」とか、「同主短調のIm7を使う」、ということももちろんできますし、

 

「Fm7」から着想を得て、これをツーファイブのツーと見立てて「Fm7 - B♭7 - E♭maj7(♯11)」というメロディ側のキーから外れた動きにしてやろうかな、なんていう飛躍も可能です。

 

もしくは、2小節目はそれだけでなく、「Fdim7」なんかも行けそうだな、とか。

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「Em7♭5」で「11」という3小節目は、

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「Em7」でも成立するし、「E7」はちょっと危ないかなあ、でも「E7sus4」にすればいけるかなあ、なんていう実験も可能です。

 

今すぐに使えなくても…

これはあくまで実験であって、決して最終的な完成形に採用されなくてもいいのです。

 

ひとつのアイデアを、限定的なものとして終わらせるのではなく、そこから第二、第三の可能性を見つけられる視点や、ストックしておいたアイデアが別のタイミングで生きてくることも往々にしてある、というのがポイントです。

 

というわけで、前回に引き続き、様々なコード進行上に「七夕様」のメロディを乗せてみて、ルートとメロディの音程関係を分析してみてください。

また、そこから派生させて別のコード付けの可能性も是非探ってみてください。

 

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次回、第三回は「どこで「動かす」かをコントロールしよう」です!