いきいき音楽科

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【初心者のための音楽理論講座】3-9「キーとスケール⑨」

お疲れ様です! いきくんです。

今回の記事は「初心者のための音楽理論講座」3-9「キーとスケール⑨」です。

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前回の記事をまだ読んでいない方はこちら「キーとスケール⑧

 

5度圏

前回の記事で、

・調号#は「ファドソレラミシ」の順で増える。#が1つ増えると完全5度上のキーになる。
・調号♭は「シミラレソドファ」の順で増える。♭が1つ増えると完全5度下のキーになる。

 ということを勉強しました。

 

これを分かりやすくヴィジュアライズしたものが「5度圏」です。

時計回りに完全5度上(4度下)、反時計回りに完全4度上(5度下)の関係になっています。

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12音を時計の要領で配置した、理論書でよく見るヤツですね。

僕が中学生の頃初めて手に取った作曲のハウツー本で、1ページ目にこの図が書いてあって「音楽理論難しい!」と挫折した経験があります。

 

が、基本的にこの図は上記の「Point」の内容を視覚的に表した便利ツールというだけなので、身構える必要はありません。

 

ただ、「5度」や「4度」のインターバルがパッと分かるということは、音楽をやる上で重要となってきますので、5度圏の並びを時計回り、反時計回りともにスラスラ言えるようになるといずれ役に立つときが来ると思います。

 

異名同調

5度圏を見て頂ければわかるように、

・♯7つのC♯メジャー/♭5つのD♭メジャー

・♯6つのF♯メジャー/♭6つのG♭メジャー

・♯5つのBメジャー/♭7つのC♭メジャー

 

は、異名同調と呼ばれ、鍵盤上での実際の音は同じです。

 

5度圏のその他の使い方

AナチュラルマイナースケールはCメジャースケールを6番目から始めたものであり、CメジャーキーとAマイナーキーは同じ調号を用いるということは、以前勉強しました。

 

つまり5度圏の図を使って、短3度下のマイナーキー(平行短調)の調号も知ることが出来るということです。

 

また、ある音をトニックとして、時計回りにひとつ隣がドミナント、反時計回りにひとつ隣がサブドミナントということになっています。

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他にも、12音を均等に分割したときの、2分割(トライトーン)、3分割(オーギュメントトライアド)、4分割(ディミニッシュセブンスコード)なども視覚的に捉えやすくなっています。

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遥か昔、ピタゴラスというおじさんが、完全5度の調和を発見した(多分ホントに発見したのは弟子)わけですが、

5度圏はそんな音楽のしくみを視覚的に捉える上では非常に便利なので、是非覚えておきましょう。

 

 

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