いきいき音楽科

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【初心者のための音楽理論講座】3-4「キーとスケール④」

お疲れ様です! いきくんです。

今回の記事は「初心者のための音楽理論講座」3-4「キーとスケール④」です。

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前回の記事をまだ読んでいない方はこちら「キーとスケール③

 

主音と導音

「ド」が主音の明るいスケールが「Cメジャースケール」でしたね。

 

スケールの1番目の音は「主音」、7番目の音は「導音」と呼ばれています。

「導音(リーディングトーン)」はその名の通り、「主音を導く音」という意味です。

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「シ→ド」という半音の動きによって、主音に到達した感じが生まれるわけです。

 

ナチュラルマイナー 

一方、「1、2、♭3、4、5、♭6、♭7、1」というマイナースケールはどうでしょうか?

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★Aマイナースケール

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7番目の音から主音の間が全音になっているため、到達感が弱いですよね。

 

実は、前回学んだこのマイナースケールは「ナチュラルマイナースケール(自然的短音階)」という基本の形で、マイナースケールはここから2段階変化します。

 

ハーモニックマイナー

7番目の音が導音として機能するように、半音上げてしまったものが「ハーモニックマイナー(和声的短音階)」です。

 

ものさしで言うと、「1、2、♭3、4、5、♭6、7、1」ですね。

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★Aハーモニックマイナースケール

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これで、導音をつくることが出来ました。

ですが、「♭6」と「7」の間に、全音よりも更に半音1つ分広い、「増2度」の幅が出来てしまいました。

これでは、メロディを作るときに不都合が生じる場合があります。

 

メロディックマイナー

というわけで、6番目も半音上げてしまったものが「メロディックマイナースケール(旋律的短音階)」です。

 

ものさしで言うと、「1、2、♭3、4、5、6、7、1」ですね。

 

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★Aメロディックマイナースケール

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これで、スムーズなメロディが書けるようになりました。

ですが、このメロディックマイナーは、メジャースケールとの違いが「3」か「♭3」かだけになっています。

 

となると、上りはともかく、下りはメジャーとの区別がつくまで時間がかかります。

 

というわけで、下りはメロディックマイナースケールは使わず、ナチュラルマイナースケールを使うのが一般的です。

 

実際にマイナーキーの曲を書く際は、この3つのマイナースケールを場面に応じて使い分けていることがほとんどです。

 

まとめ

今回は、「主音」と「導音」という考え方に加えて、

・ナチュラルマイナー「1、2、♭3、4、5、♭6、♭7」

・ハーモニックマイナー「1、2、♭3、4、5、♭6、7」

・メロディックマイナー「1、2、♭3、4、5、6、7、」

を覚えました。

 

是非ものさしを使って色々な音を主音にした各スケールを確かめてみて下さいね! 

 

【次回】キーとスケール⑤

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