いきいき音楽科

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【初心者のための音楽理論講座】3-10「キーとスケール10」

お疲れ様です! いきくんです。

今回の記事は「初心者のための音楽理論講座」3-10「キーとスケール10」です。

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前回の記事をまだ読んでいない方はこちら「キーとスケール⑨

 

近親調とは

ある調と近い関係にある調を「近親調」、または「関係調」と言います。

ある調とある調の関係について言うとき、基準として見る側の調のことを「主調」と呼びます。

 

平行調

このシリーズでも度々述べているように、Cメジャースケールを6番目から始めるとAナチュラルマイナースケールであり、

CメジャーキーとAマイナーキーは同じ調号を用います。

 

このような関係を平行調(レラティブキー)と呼びます。

 

Cメジャーから見てAマイナーは平行短調、Aマイナーから見てCメジャーは平行長調、というような言い方をすることもあります。

 

同主調

同じ音を主音に持つキーを、同主調(パラレルキー)と呼びます。

 

Cメジャーから見て同主短調はCマイナー、Cマイナーから見て同主長調はCメジャーということです。

 

主調がCメジャーであるとき、同主調のCマイナーの調号は♭3つ。

同主短調の平行長調は、主調から見て短3度上の長調ということになります。

 

また、平行調は英語でレラティブキー、同主調は英語でパラレルキーと呼び、日本語と表現が異なるので注意が必要です。

www.iki2music.work

 

属調

キーの5度の音(=属音、ドミナント)を主音に持つ同じ種類のキーを、属調(ドミナントキー)と呼びます。

 

Cメジャーから見ると、5度の音から始まるGメジャーキーが属調です。

 

5度圏で見たとき時計回りにひとつ隣のキー、調号としては♯が1つ増える(♭が1つ減る)キーです。

 

下属調

キーの4度の音(=下属音、サブドミナント)を主音に持つ同じ種類のキーを、下属調(サブドミナントキー)と呼びます。

 

Cメジャーから見ると、4度の音から始まるFメジャーキーが下属調です。

 

5度圏で見たとき反時計回りにひとつ隣のキー、調号としては♭が1つ増える(♯が1つ減る)キーです。

 

調の拡がり

Cメジャーを主調としたとき、

平行調はAマイナーですが、そこから辿るとAマイナーの同主調であるAメジャーの世界も見えてきます。

 

また、属調はGメジャーですが、その平行調のEマイナー、

下属調はFメジャーですが、その平行調のDマイナー……

 

というように、近親調の近親調という関係で全ての調は繋がっていきます。

この繋がりの中でより近くに存在するキーを近親調、遠くに存在するキーを遠隔調と言います。

 

まとめと補足

今回は覚えることが多くて大変だったかもしれませんが、

平行(レラティブ)と同主(パラレル)の関係を理解しておくことはこの先の音楽理論の勉強において非常に重要です。

 

また、実際の曲において、属調や下属調への転調は非常によく使われるテクニックですので、しっかりとおさえておきましょう。

 

(一方、これはまた追い追いお話ししますが、平行調や同主調はあまりに容易に行き来や借用が出来る関係であり、「転調」するとなるとなかなかややこしかったりします。)

 

また、現代では近親調と関係なくあらゆる調への「転調」の実例が存在します

近親調はあくまで近いというだけで、音楽において転調先が限定されているわけではありません。

 

【次回】キーとスケール11

【前回】キーとスケール⑨

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