いきいき音楽科

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【初心者のための音楽理論講座】2-5「コード⑤」

お疲れ様です! いきくんです。

今回の記事は「初心者のための音楽理論講座」2-5「コード⑤」です。

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前回の記事をまだ読んでいない方はこちら「コード④

 

前回までの復習

コードも「ものさし」を用意して考えれば楽勝でしたね。

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★前々回は、「メジャー」と「マイナー」2種類のトライアドを覚えました。

メジャー:1、3、5

(例)

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マイナー:1、♭3、5

(例)

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 ★前回は、上記の2つを基にした、4種類のセブンスコードを覚えました。

(「7th」の音が2種類と上記トライアド2種類、2×2で4種類でしたね。)

 

メジャーセブンス:1、3、5、7

(「C」+Maj7)

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ドミナントセブンス:1、3、5、♭7

(「C」+7)

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マイナーメジャーセブンス:1、♭3、5、7

(「Cm」+Maj7)

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Cm7(シーマイナーセブンス:1、♭3、5、♭7

(「Cm7」+7)

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オーギュメントトライアド

さて、今回はメジャーとマイナー以外のトライアドを、3種類覚えていきます。

 

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オーギュメント:1、3、#5

(増三和音)

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・コードネームの表記は「Caug」「C+」など

・読み方は「シーオーギュメント」

 

メジャーコードの「5th」が半音上がったものですね。

「ルート」から「3rd」、「3rd」から「5th」、「5th」から「1オクターブ上のルート」がいずれも長3度となり、1オクターブをちょうど三等分しているコードです。

 

そのため、転回(詳しくは後日説明)してもコードトーン同士の幅がまったく同じです。

よって、「Caug」「Eaug」「A♭aug」の3つは同じもの。この世界にオーギュメントトライアドは実質4つ(3×4=12)しかありません。

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(ここでは異名同音の厳密な区別はしていません。) 

 

ディミニッシュトライアド

デニッシュドーナツみたいでおいしそうですよね。

 

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ディミニッシュ:1、♭3、♭5

(減三和音)

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・コードネームの表記は「Cdim」「C○」など

・読み方は「シーディミニッシュ」

「お化けのコード」と呼ばれる、不気味な響きのコードです。

 

マイナーコードの「5th」が半音下がったものですね。

「ルート」から「3rd」、「3rd」から「5th」がいずれも短3度となります。

 

サスフォートライアド 

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サスフォー:1、4、5

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・コードネームの表記は「Csus4」など

・読み方は「シーサスフォー」

 

コードの「3rd」が、つりあがって「4th」になったものです。

全て完全音程なので、すがすがしい響きがしますね。

 

以下のように、「Csus4→C」で解決する動きは定番です。

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補足

今回覚えることは以上です。以下補足。

 

(その①)

オーギュメントはメジャーの5度が半音上がっていて、ディミニッシュはマイナーの5度が半音下がっている。

じゃあ、メジャーの5度が半音下がっているコードや、マイナーの5度が半音上がっているコードはないの?

 

→メジャーの5度が半音下がっているコードは、実はあります。

「C♭5(ド、ミ、ソ♭)」というようなコードです。

トライアドの形ではほぼ登場しませんが、セブンスコードのルート、3rd、5thが結果的にこの状態になることはあります。

また、ジャズやクラシックでは稀にトライアドの形で使われることもあります。

 

→マイナーの5度が半音上がると、メジャートライアドと同じものになります。

「Cm(ド、ミ♭、ソ)」が「ド、ミ、ソ#」になると、それは「A♭(ラ♭、ド、ミ7♭)」の第一転回形(後日説明します)と同じです。

 

 

(その②)

サスツー「Csus2(ドレソ)」というトライアドも使われることがありますが、これはサスフォーの転回形と同じなので、後日説明します。

 

まとめ

補足はあまり気にしなくても大丈夫です。

今回は、

 

・オーギュメントトライアド:1、3、#5

・ディミニッシュトライアド:1、♭3、♭5

・サスフォートライアド:1、4、5

 

を覚えていればOKです。

あ、それと、オーギュメントは実質4つしかないということも理解しておきましょう。

 

ここまで分かれば、トライアドは完全制覇です。

「ものさし」を使って、いろいろと確認してみてくださいね!

 

 

【次回】2-6「コード⑥」

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