いきいき音楽科

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【初心者のための音楽理論講座】2-4「コード④」

お疲れ様です! いきくんです。

今回の記事は「初心者のための音楽理論講座」2-4「コード④」です。

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前回の記事をまだ読んでいない方はこちら「コード③

 

前回の復習

前回は、3つの構成音からなるトライアドを、「メジャー」と「マイナー」の2種類覚えましたね。

 

「ものさし」で考えればとっても簡単。

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メジャー:1、3、5

マイナー:1、♭3、5

 

よって、

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「C」=ド、ミ、ソ

「Cm」=ド、ミ♭、ソ

 

です。

 

今回はもう1音増やして、4つの構成音からなるセブンスコード(四和音)について見ていきましょう。

 

重要なポイント

セブンスコード辺りから、「コードが覚えられない」という人が出てくるようですが、ここでひとつ重要なポイントがあります。

 

それは、セブンスコードはあくまで「トライアドありき」だということです。

 

「ルート」「3rd」「5th」までで何かしらの「トライアド」が出来上がります。

その上にもう1音加えたものが「セブンスコード」なので、まったく新しい別のコードとして覚えなおす必要はありません。

 

というわけで、今回は「メジャー」と「マイナー」、この2種類のトライアドに、「7th」の音を乗せるとどうなるか、ということを覚えていきましょう。

 

メジャーセブンスとセブンス

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またまた「ものさし」で考えてみましょう。

ルート音を「1」に入れたとき、「7th」となる音は「7」か「♭7」のマスに来る音です。

 

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つまり、ルートが「ド」であれば、

「7」は「シ」

「♭7」は「シ♭」

ということですね。

 

(ちなみに転回して考えると、「7」はルートの半音下、「♭7」はルートの全音下になる音です。はじめのうちはこの考え方を知っておくと便利です。)

 

これらの音を、「C」や「Cm」といったトライアドの上に乗せてやると、セブンスコードの出来上がりです。

 

つまり、

①「C=ド、ミ、ソ」+「シ」→「ドミソシ」

②「C=ド、ミ、ソ」+「シ♭」→「ドミソシ♭」

③「Cm=ド、ミ♭、ソ」+「シ」→「ドミ♭ソシ」

④「Cm=ド、ミ♭、ソ」+「シ♭」→「ドミ♭ソシ♭」

 

この4通りを考えることが出来るわけです。

 

ここで注意したいのは、「7」や「♭7」はあくまでものさしのメモリ、すなわちインターバルとしての「長7度」、「短7度」を表しているということです。

 

コードネームとして書くときは、これとは違う表記方法があります。

 

「コードネーム」の表し方

「7(長7度)」は「Maj7」あるいは「M7」あるいは「△7」と表します。

読み方は、「メジャーセブンス」です。

 

「♭7」は「7」と表します。

(ちょっとややこしいですが、覚えてしまいましょう。)

読み方は、「セブンス」です。

 

そして、この「Maj7」や「7」を、トライアドのコードネームの隣に書き加えてやったものが、セブンスコードのコードネームとなります。

 

①「C=ド、ミ、ソ」+「シ」→「ドミソシ」→CMaj7

②「C=ド、ミ、ソ」+「シ♭」→「ドミソシ♭」→C7

③「Cm=ド、ミ♭、ソ」+「シ」→「ドミ♭ソシ」→CmMaj7

④「Cm=ド、ミ♭、ソ」+「シ♭」→「ドミ♭ソシ♭」→Cm7

 

ということですね。

 

整理すると、

CMaj7(シーメジャーセブンス):1、3、5、7

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C7(シーセブンス):1、3、5、♭7

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CmMaj7(シーマイナーメジャーセブンス):1、♭3、5、7

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Cm7(シーマイナーセブンス):1、♭3、5、♭7

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4種類のセブンスコード

というわけで今回は、

 

「メジャーセブンス」、「セブンス」、「マイナーメジャーセブンス」、「マイナーセブンス」という4種類のセブンスコードを覚えました。

 

なお、「セブンス」に関しては、「ドミナントセブンス」という呼び方もします。これも今回合わせて覚えておきましょう。

 

(一応日本語も書いていおきますが、この先日本でクラシック和声を一から勉強しようという方以外は覚えなくて大丈夫です。「メジャーセブンス=長七の和音」、「ドミナントセブンス=「属七の和音」、「マイナーメジャーセブンス=短三長七の和音」、「マイナーセブンス=短七の和音」)

 

注意点と補足

★コードネームにおける、「トライアド」と「7th」の区切り部分を理解しておきましょう。

(例)

「C」に「Maj7」で「CMaj7」、「Cm」に「7」で「Cm7」です。

「C」に「m7」ではないので注意しましょう。

 

 

★基本的には、「C-」のように記号表記した場合、「C-△7」のように、7thの方も記号表記で統一するべきとされていますが、実際の現場では、このルールは実はそこまで厳密に守られていません。

 

★「Maj7」は、「maj7」と全て小文字で表記することもありますが、いずれにしても同じ意味です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ちょっとややこしい部分もあったかもしれませんが、まとめると簡単です。

 

メジャーセブンス:1、3、5、7

セブンス(ドミナントセブンス):1、3、5、♭7

マイナーメジャーセブンス:1、♭3、5、7

マイナーセブンス:1、♭3、5、♭7

 

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ものさしを使えば楽勝ですね。

色々な音を「ルート」にして、今回覚えた4種類のセブンスコードのコードトーンを考えてみましょう。

 

さて、ここまで分かれば、コードはほぼクリアーです。

次回はメジャーとマイナー以外のトライアドを覚えて、次々回はコードネームのしくみを完全解剖しますので、楽しみにお待ちください!

 

【次回】2-5「コード⑤」

【前回】2-3「コード③」

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