いきいき音楽科

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【初心者のための音楽理論講座】1-5「インターバル⑤」

お疲れ様です! いきくんです。

今回の記事は「初心者のための音楽理論講座」1-5「インターバル⑤」です。

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前回の記事をまだ読んでいない方はこちら「インターバル④

 

重増音程と重減音程

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「ものさし」も見慣れてきましたね(笑)

さて、今回は細々とした補足がメインとなります。

 

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インターバルの種類は、上の画像のように変化するんでしたよね。

「ものさし」上には存在しませんが、実はここから更にもう1段階の変化があります。

 

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たとえば、「ド」から「ソ」は完全5度ですよね。

「ド」から「ソ#」は、そこから半音広くなった5度なので、「増5度」、

「ド」から「ソ♭」は、そこから半音狭くなった5度なので、「減5度」でした。

 

実はこの世界には「x(ダブルシャープ)」「♭♭(ダブルフラット)」という概念があります。

 

つまり、「ド」から「ソx(ダブルシャープ)」は、「重増5度

「ド」から「ソ♭♭(ダブルフラット)」は、「重減5度」です。

 

もちろん「重増5度」は実際は「長6度」と同じですし、「重減5度」は「完全4度」と同じです。

ただ、ダブルシャープやダブルフラットで考えた場合、数字の上ではあくまで「5度」となるので、重増、重減という書き方をします。

 

これは、長短系音程でも同じです。

 

単音程と複音程

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これまで見てきたこの「ものさし」に書かれている数字は、全て「単音程」です。

単音程とは、1オクターブ以内に収まるインターバルのことです。

 

一方、1オクターブを超えるインターバルのことは「複音程」と呼びます。

複音程は、「1オクターブと〇度」という言い方で表すことができます。

 

たとえば、「ド」から1オクターブ上の音域の「ミ」は「1オクターブと長3度」です。

 

もう一つの言い方として、次のようなものがあります。

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単音程の数字に、「7」を足したものが複音程(1オクターブ広い音程)を表します。

「ド」から1オクターブ上の音域の「ミ」は「長10度」とも言えるわけですね。

 

完全8度は複音程?

「ド」からちょうど1オクターブ上の「ド」は、「完全8度」になりますね。

これは複音程なのでしょうか?

 

実はこれは人によって解釈が微妙に違うところなのですが、一般的には8度以下は「単音程」とすることが多いです。

 

ただ、単音程でも複音程でもない「ちょうど1オクターブ」とする場合や、8度からが複音程とする人もいるので、一概には言えないところです。

 

インターバルの転回

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「ド」から「ソ」のインターバルは「完全5度」でしたよね。

これは、「ド」からその上の「ソ」、あるいは「ソ」からその下の「ド」で数えた場合のインターバルです。

つまり「ド」と「ソ」の間の幅が「完全5度」ということですね。

 

では逆に、「ソ」を出発点として、「ソ」からその上の「ド」あるいは「ド」からその下の「ソ」のインターバルを測るとどうなるでしょうか。

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完全4度、ですね。

「ソ」と「ド」の間の幅は「完全4度」ということです。

 

このような考え方をインターバルの「転回」と言います。

 

ところでこの「ものさし」の中間点はどこでしょう? つまり、1オクターブのちょうど真ん中です。

 

はい、「#4」あるいは「♭5」ですね。

インターバルは転回させると、この中間点を境に、

 

「2度」←→「7度」

「3度」←→「6度」

「4度」←→「5度」

 

と対称になるインターバルへと変わります。

また、その際インターバルの「種類」は、

 

・完全音程は、完全音程のまま

・長音程は、短音程に変わり、短音程は、長音程に変わる。

・増音程は、減音程に変わり、減音程は、増音程に変わる。

 

というしくみになっています。

ちょっとややこしいですかね?

 

まとめ

今回の内容も、是非実際に自分で「ものさし」に音を入れて、考えてみて下さいね!

 

これで、インターバルに関する勉強はおしまいです。

次回は確認テストを行うので、各自しっかり復習しておくように!

 

それでは、また次回の記事でお会いしましょう。

 

【次回】第一回、確認テスト

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