お疲れ様です! いきくんです。
今回は、作曲や編曲をしている人に向けたお役立ち記事を書いてみました。
はじめに
作曲をしている人、とりわけDTMをやっている人で、
メロディとコード進行は決まったけれど、いざオケをつくるとなったき、
コードのボイシングの引き出しが少なくて悩んでいる人は結構いるのではないでしょうか?
今回は、シンプルなメジャーコードを第一転回形にするだけで、手軽に素敵な雰囲気を作ることが出来ちゃうよっていう小技をひとつご紹介したいと思います。
第一転回形とは
まず一般的な説明としては、「C」というコードがあった場合、
ルートの「ド」が一番下に来ている状態が基本形、
3rdの「ミ」を一番下にしたものが第一転回形、
5thの「ソ」を一番下にしたものが第二転回形です。
で、タイトルにもある通りメジャーコードを第一転回形にするだけでとっても素敵に……なるかあ?
疑いの視線を感じる。ちょっとだけお待ちください。
基本形のピアノ・ボイシング
「C」というコードを最もシンプルに鍵盤で演奏するとしたら、
左手で「ド」を鳴らして、右手で「ソ、ド、ミ」とするのが一般的ですね。
(いや、ピアニストからしたら「そんな簡単すぎること俺は今更しないよ」って言われるかもしれませんが、あくまで一般論です。)
「ソ、ド、ミ」ってことは第二転回形じゃないの?
と思った方、大事なのは一番下の音です。この場合は左手で「ド」を弾いていますので、基本形です。
素敵な第一転回形
さて、ということは、第一転回形にするには左手を「ミ」にする必要がありますね。
それだけでも第一転回形になりますが、「素敵な第一転回形」にするために、右手もちょっとだけ変えてみましょう。
はい、どうでしょう。
左手に色のついた音が来て、右手は透明感のある完全音程のみを演奏している感じ。
コードとしてはただのメジャーコードの第一転回形ですが、ちょっと素敵じゃないですか?
I-IV-V-Iで使ってみよう
CメジャーキーのI-IV-V-Iを、この素敵な第一転回形でボイシングしてみましょう。
最終的に解決する「C」のみ基本形にすれば、あとは全部第一転回形に変えてしまって問題ありません。
こんな感じ。
聴き比べてみましょう。
★普通のボイシング
★素敵な第一転回形
もちろん、ボイシングはケースバイケース。
TPOが大切ですが、今日から使える小技ということでストックしておいても損はないと思います!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
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