いきいき音楽科

アメリカ在住音楽家いきくんの発信基地。ジャズを中心に、音楽理論、作編曲、アニソン、音楽哲学まで幅広く惜しみなく情報をシェアしています。

【みんな知ってるあの曲】#9のカッコよさを説明する名曲見つけました

お疲れ様です! いきくんです。

先に謝っておきますが、ジェネレーションギャップがあったらすみません。

 

テンションとは

たとえば、「C7」というコードのコードトーンは「ド、ミ、ソ、シ♭」です。

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コードトーン外の音でも、コードトーンの全音上にあたる音であれば、きれいに乗っかって、特徴的な響きをつけ足してくれます。

それが、テンション

 

たとえば、「C7」において、ルートの全音上にあたる「レ」は、「テンション9」としてきれいに響く音です。

 

オルタードテンション

通常テンションはコードトーンの全音上にあたる音です。

 

ですが、「ドミナントセブンス」タイプのコードにおいては、このテンションを変化させることがあります。

変化させたテンション=オルタードテンションです。

 

たとえば、通常の「テンション9」を半音下げて、「テンション♭9」にするとこのような響きになります。

 

ドミナントセブンスのオルタードテンションを網羅的に説明する記事はまた別途書くとして、今回の本題は次からです。

 

テンション#9

その名の通り「テンション9」を半音上げたオルタードテンションです。

「C7」では「レ#(=ミ♭)」ですね。

 

ドミナントセブンスは本来メジャー系のコードであるにもかかわらず、

この「テンション#9」は実際にはマイナーの3度と同じ音、という非常に特徴的なテンションのひとつです。

 

メジャーの3度との間の周波数のうねりによって刺激的な響きを生むことが出来るテンションですが、

理論的な話は別の記事でするとして、今回はこのテンションのキャラクターについてお話ししたいと思います。

 

テンション#9と言えばこのアニソン

あくまで僕の感覚ですが、#9テンションはオルタードテンションの中でも特にカッコいい響きを持っていると思います。

 

で、もちろんこのカッコよさは、実際にコードサウンドを聴いていただくだけでも伝わるとは思うのですが……。

 

今回は、僕が実感している「#9のカッコよさ」を最も的確に表している実例はこれ!

という曲をご紹介したいと思います。

 

その曲とは、ズバリ「めざせポケモンマスター」です。

 

なんといっても世代ですから、子供の頃毎週聞いていたイントロのメロディなんか、いまだに完全な形で脳内再生できます。

 

(なんなら、初代ポケモン(ゲーム)の鳴き声は全部カタカナで聞き分けられる「絶対ポケモン感」も持っています。絶対音感は無いのに。)

 

youtu.be

 

イントロの最後の小節の、2拍目の16分裏。

 

Aマイナーキーのドミナントとして「E7」が鳴るんですが、これがまさに僕のなかの#9イメージをそのまんま体現しているかのような「E7#9」なんですよね。

16分裏というリズムも完璧ですね。

 

かっけえええ!!ってなりません?

 

もちろん、感覚的な話なので誰にでも伝わるわけではないと思いますが、

この記事を読んでくださった方は是非、ポケモン初代OPのイントロの最後は「ドミナント7#9」ってことだけでも覚えて帰ってください。

 

たまにはこんなライトな記事もいいですよね。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!